検索条件をクリア

書籍詳細

未契約
書籍名 日常臨床に役立つ高血圧診療のエビデンス
出版社 先端医学社
発行日 2008-01-25
著者
  • 荻原俊男(編集)
ISBN 9784884074357
ページ数 234
版刷巻号 第1版第1刷
分野
  • 臨床医学:内科
  • 血管
閲覧制限 未契約

日々進歩している高血圧治療の現状を最新文献から探索し日常臨床にいかに役立てるかを模索する臨床医必読の書。 高血圧の制圧は全世界的にみて心血管疾患予防のため重要な課題である。進歩し続ける臨床研究を背景に臨床家は適切な薬剤の処方、生活習慣の改善指導について最新のエビデンスに基づいておこなう必要がある。本書はこれらの期待に応えるため、月刊誌「血圧」“Information Up-to-Date“から最近の有用な99項目を取りまとめた。出版に当たっては「臓器障害」、「高齢者」、「代謝・メタボリックシンドローム」などのカテゴリーに分類し、高血圧治療の意義がすぐさま理解ができるよう編集した。

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • 目次
  • PART1 血圧と臓器
    • <脳>
      • 1. 認知障害と降圧療法―SCOPE
      • 2. 脳卒中によるARBの二次予防―MOSES
      • 3. モーニングサージ, 夜間降圧度と脳卒中
      • 4. 脳梗塞急性期の高血圧
      • 5. 高血圧, 糖尿病の脳卒中リスク
      • 6. 脳梗塞の予防ガイドライン(AHA/ASA)
      • 7. 厳格な血圧管理による脳梗塞再発予防―PROGRESS試験
    • <心臓>
      • 8. 年齢, 血圧と心血管死リスク
      • 9. 高コレステロール血症を伴う高血圧患者の心血管病リスク―J-LIT study
      • 10. 心電図QRS延長は心不全のリスク
      • 11. 運動量肥満の心血管病リスク
      • 12. 収縮期血圧と脈圧―虚血性心疾患予知
      • 13. 心電図l-high Rの意義-NIPPON DATA 90
      • 14. 夜間高血圧と心不全
      • 15. ハイリスク患者の心血管死亡予後―NlPPON DATA 80
      • 16. 心筋梗塞と予後と血圧
      • 17. 左室肥大の改善と心房細動発症の低下―LlFE試験
      • 18. Ca拮抗薬とACE阻害薬の比較―ALLHAT
      • 19. バルサルタン, アムロジピン単剤療法の比較―VALUE試験
      • 20. 尿酸値, 心肥大と心血管病リスク
    • <動脈硬化>
      • 21. CRP, 尿酸値とPWV
      • 22. 降圧療法における大動脈圧の低下は予後に影響する―ASCOT-CAFE試験
      • 23. Ca拮抗薬(べニジピン)と動脈硬化度
      • 24. 高血圧, 高血糖と動脈硬化度
      • 25. 動脈硬化度と心血管病予後
      • 26. 動脈硬化度と起立性低血圧
      • 27. 血圧測定は脈波測定よりも有用
      • 28. 運動時血圧上昇と動脈硬化
      • 29. AOE阻害薬による血管壁硬化度改善
      • 30. ハイリスク女性における高ホモシスチン血症の意義
      • 31. ホモシステインとPWV
    • <腎臓>
      • 32. β遮断薬と微量アルブミン尿
      • 33. 進行腎障害のACE阻害薬治療
      • 34. 心血管疾患の危険因子としての蛋白尿―MARPLE Study―
      • 35. 血清尿酸値と微量アルブミン尿
      • 36. 腎機能と心血管病―ERIC-HTA研究
      • 37. PWVと微量アルブミン尿―J-TOPP研究
      • 38. 原発性アルドステロン症における腎障害
      • 39. 慢性腎臓病は心血管病のリスク因子
      • 40. 糖尿病性腎症と脈圧
  • PART2 高齢者高血圧
    P.97閲覧
    • 1. 百寿者(センテナリアン)の白衣高血圧
    • 2. 高齢者高血圧における非心血管疾患と降圧薬の使用
    • 3. 高齢者の家庭血圧と日常生活予後
    • 4. 高齢者高血圧における家庭血圧測定の有用性
    • 5. 高齢者の起立性低血圧―大動脈圧反射波との関連
    • 6. 超高齢者の血圧と死亡率
    • 7. 高齢者の運動療法と食塩感受性
  • PART3 代謝, メタボリックシンドローム
    P.113閲覧
    • 1. インスリン抵抗性改善薬の降圧効果
    • 2. メタボリックシンドロームにおける血小板, 白血球数
    • 3. 高血圧リスクとしての高脂血症
    • 4. 内臓肥満, 脂質代謝異常と血圧変化
    • 5. メタボリックシンドロームと脈波伝播速度
    • 6. 薬剤誘発性メタボリックシンドローム
    • 7. 糖尿病における血圧管理の重要性
    • 8. ARBの糖尿病発症予防効果―VALUE
    • 9. メタボリックシンドロームと睡眠時無呼吸
    • 10. 糖尿病, 加齢と心血管疾患の関連
    • 11. メタボリックシンドロームとSASの合併はリスクを増大
    • 12. メタボリックシンドロームと蛋白尿―DESIR研究
    • 13. メタボリックシンドロームと食塩感受性
  • PART4 降圧療法
    P.141閲覧
    • 1. β遮断薬は第一選択薬でよいのか?
    • 2. 2005年カナダ高血圧ガイドライン : 治療
    • 3. 高血圧と医療費
    • 4. ARBによる前高血圧の治療―TROPHY
    • 5. 降圧薬の処方と血圧コントロール状況
    • 6. 降圧薬治療の骨折予防効果
  • PART5 生活習慣と高血圧
    P.155閲覧
    • 1. ココアの降圧,インスリン抵抗性改善作用
    • 2. コーヒーと血圧
    • 3. 運動はいつすべきか?
    • 4. 喫煙はCa拮抗薬のPWV改善作用を減弱する
    • 5. 高蛋白食, 単価不飽和脂肪酸食はDASH食の降圧効果を増強する
    • 6. カフエイン慢性摂取と高血圧
    • 7. 高血圧の食事療法 : 米国心臓協会(AHA)からの報告
    • 8. 低脂肪食の有効性
    • 9. 食事指導による降圧効果
    • 10. 入浴と家庭血圧測定
    • 11. カルシウム(乳製品)摂取と血圧
    • 12. カルシウム投与と血圧
    • 13. 睡眠不足と高血圧
    • 14. 赤ワインと喫煙の血行動態への影響
    • 15. 食事, 生活習慣の改善―2006年改訂版 : AHA
  • PART6 血圧変動
    P.187閲覧
    • 1. 身体活動に対する血圧反応性の日内変動
    • 2. 家庭安静時心拍数の規定因子
    • 3. ABP測定の経済効果
    • 4. 心理ストレスによる昇圧反応
    • 5. 血圧日内変動の季節変化
    • 6. 白衣高血圧の要因と扱い方
    • 7. 白衣高血圧, 仮面高血圧の予後―PAMELA研究
    • 8. ABPMの最先端
    • 9. 家庭血圧測定の意義
  • PART7 その他の分野
    P.209閲覧
    • 1. 高血圧と胸痛
    • 2. 父親の年齢と子供の血圧
    • 3. 鎮痛剤と高血圧
    • 4. 慢性低血圧の特徴
    • 5. 最大, 最小血圧のリスクと年齢
    • 6. 白血球数と血圧
    • 7. 睡眠時無呼吸症候群の治療と高血圧
    • 8. 歯牙欠損と高血圧
    • 9. 高尿酸血症と妊娠高血圧
  • 索引
    P.228閲覧
  • 奥付

参考文献

PART1 血圧と臓器

P.11 掲載の参考文献

P.13 掲載の参考文献

P.15 掲載の参考文献

P.17 掲載の参考文献

P.25 掲載の参考文献

P.37 掲載の参考文献

P.38 掲載の参考文献

  • 2) Prineas RJ et al : The Minnesota Code Manual of Electrocardiographic Findings : Standards and Procedures for Measurement and Classification. Littleton, John Wright-PSG Inc, 1982

P.47 掲載の参考文献

P.61 掲載の参考文献

P.75 掲載の参考文献

P.92 掲載の参考文献

  • 6) Levey AS et al : J Am Soc Nephrol 11 : A 0828, 2000
  • 9) 藤本薫喜ほか : 日本衛生学雑誌 23 : 443, 1968

P.99 掲載の参考文献

P.103 掲載の参考文献

  • 4) Aoki Y et al : Clin Exp Hypertens 26 : 119, 2004
  • 5) Imai Y et al : Hypertens Res 26 : 771, 2003

P.105 掲載の参考文献

P.123 掲載の参考文献

  • 1) メタボリックシンドローム診断基準検討委員会 : 日内会誌 94 : 794, 2005

P.135 掲載の参考文献

P.139 掲載の参考文献

  • 2) Chen

P.143 掲載の参考文献

P.147 掲載の参考文献

  • 2) Rose G : The Strategy of Preventive Medicine, Oxford University Press, Oxford, 1992

P.151 掲載の参考文献

P.157 掲載の参考文献

P.159 掲載の参考文献

P.161 掲載の参考文献

  • 5) Hoshide S et al : Am J Hypertens 16 : 434 : 2003

P.163 掲載の参考文献

P.165 掲載の参考文献

P.167 掲載の参考文献

P.169 掲載の参考文献

P.173 掲載の参考文献

  • 1) Apple LJ et al : N Engl J Med 336 : 1117, 1997

P.177 掲載の参考文献

P.179 掲載の参考文献

P.189 掲載の参考文献

P.191 掲載の参考文献

P.193 掲載の参考文献

P.195 掲載の参考文献

  • 1) Matthews KA et al : Handbook of stress, reactivity, and Cardiovascular Disease, Wiley (John & Sons, Incorporated) , NewYork, 1986

P.196 掲載の参考文献

P.200 掲載の参考文献

P.203 掲載の参考文献

P.205 掲載の参考文献

P.207 掲載の参考文献

  • 1) US Preventive Services Task Force : Am J Prev Med 25 : 159, 2003
  • 3) Yarows SA et al : Arch Intern Med 22 : 1099, 2000
  • 6) 日本高血圧学会編 : 家庭血圧測定条件設定の指針, ライフサイエンス出版, 東京, 2003, p.1

P.211 掲載の参考文献

  • 1) AHA : Heart disease and stroke statistics : www.americanheart.org 2004

P.217 掲載の参考文献

  • 1) 上島弘嗣ほか : 日循協誌 31 : 231, 1997

P.225 掲載の参考文献

  • 2) Hung HC et al : J Public Health Dent 64 : 209, 2004