書籍名 |
大田仁史講演集(4) 失語症者編 言葉を越えて、自分の世界をつくる 寡黙の力を教えてくれたる人たち |
出版社 |
荘道社
|
発行日 |
2009-05-28 |
著者 |
|
ISBN |
9784915878701 |
ページ数 |
106 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
今までの講演の内容を集め,内容を思い出しながら,それに加筆をして,出席されていない方にもわかりやすい本にしようと考えました。年数が経ったものには,今の考えも加えてみました。講演と記述の混ざった本になってしまいましたが,当事者やご家族,またリハビリにかかわる医療職の参考になればと思います。
目次
- 表紙
- まえがき
- もくじ
- 1 仲間づくりについて ( 「第八回全国失語症者の集い」 広島大会 特別講演 一九九〇年十月六日・七日)
- 見えないものは思わなければ存在しない
- 生活感覚のとまどい
- 孤立と孤独感
- 障害者の可能性の発見
- 役割の変化
- 体調の変化に伴う不安
- 家族も苦しむ
- 仲間づくりの意味
- 2 これからの失語症者 ( 「第十五回全国失語症者の集い」 東京大会 特別講演 一九九七年八月三十日三十一日)
- この会ではヤジがとばない
- 日本の失語症者とロンドンの失語症者との交流会
- 日付変更線を越えるときの時間薬は?
- 生きていてよかった!
- やればできる
- 相手を気遣うのがコミュニケーションの原点
- われ先の現代社会
- 力強く変わる当事者と家族
- 元気な者だけの社会などあり得ない
- 地域リハビリテーションとは地域が変わること
- 根本は、当事者が 「集まる」 という行動
- 3 元気の素(「第二十一回全国失語症者の集い」香川・徳島大会 二〇〇三年九月二十一日)
- 発達する脳
- 外出する人はぼけない
- 「元気の素」 になる人間関係
- 「元気の素」 はあなたです
- 4 強い心をもって生きよう (「言語聴覚士の日」笹川記念会館 二〇〇八年八月三十一日)
- 出だしの家族の踏ん張り
- 「心が弱る」
- 当事者・家族の苦しみ
- 二つの苦しみと七つの心
- 恐ろしい 「孤独地獄」
- 自分を離れたところから見る
- 「生きがい」
- 一人では生きていけない
- 地域がインクルージョンの力をもつように変わること
- 5 パラレルになった心 ( 「第五回失語症者の集いIN首都圏」 府中文化センター 二〇〇八年十一月八日)
- 泣きたい思い
- 強い心、弱い心
- 広がる心
- 優しさのスイッチ
- パラレルの心
- 一身にして二世を生きる
- 孤独の海から浮かび上がる
- 情報支援ネットワーク尺度
- 人に点数をとってもらえる自分に
- 6 仲間・元気 ( 「福岡県失語症友の会十周年記念誌に寄せて」 二〇〇八年十二月五日)
- 奥付