| 書籍名 |
よくわかりすぐ役立つNST重要ポイント集 |
| 出版社 |
日本医学館
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| 発行日 |
2006-01-15 |
| 著者 |
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| ISBN |
9784890446063 |
| ページ数 |
151 |
| 版刷巻号 |
第1版第2刷 |
| 分野 |
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| 閲覧制限 |
未契約 |
実際にNST活動をしていると、現実には参考書どおりに栄養ケアが進まない経験があると思います。本書は、これだけは最小限理解しておいてほしいという知識を提示するとともに、その具体的経験を表現・提示しています。
目次
- 表紙
- 編集・執筆者一覧
- はじめに
- 目次
- 当院におけるNST普及への道のり
- [1] NSTと栄養評価
- [1] [1] 栄養評価の指標
- ・栄養評価の主観的指標
- ・栄養評価の客観的指標
- ・身体計測による栄養アセスメント (栄養評価)
- ・エネルギー必要量と摂取量
- ・各成分必要量の算出方法
- ・治療食の考え方
- ・県西部浜松医療センターにおけるNSTの実際
- [1] [2] エネルギー量, たんぱく質量, 水分量の決定の実際
- ・熱発患者における, 必要エネルギー量を算出しよう
- ・経管栄養剤の投与量と見直し例- "必要エネルギー量の最適化"と"3大栄養素の摂取エネルギー比率"の重要性を理解しよう
- [1] [3] NST活動における検査科の役割
- ・臨床検査技師の役割
- ・栄養評価における検査には静的栄養指標と動的栄養指標がある
- [1] [4] 消化器術前栄養管理
- ・術前栄養管理の目的は, 術後合併症の防止および早期回復を目指したものである
- ・食道がんにおける術前栄養管理
- ・胃がんにおける術前栄養管理
- ・大腸がんにおける術前栄養管理
- ・肝・胆・膵疾患における術前栄養管理
- [1] [5] 経管栄養のステップアップ
- ・経腸栄養法は重症患者や慢性患者に対する栄養法の第一選択である
- ・患者ごとにエネルギー必要量と必要水分量を決定する
- ・経管栄養剤の投与量と追加水分量を算出してみよう
- ・長期間絶食もしくは中心静脈栄養施行患者では経管栄養量を段階的に増量する
- ・経管栄養を実施するにはいくつかの注意点がある
- ・経管栄養量をステップアップ中には血液検査を実施して微調整を行う
- [1] [6] PEG
- ・PEGは嚥下障害などのために6週間以上ないしはほぼ永続的に食事の嚥下が困難である場合に選択される
- ・PEGの実施手順
- [1] [7] 薬と栄養
- ・NSTにおける薬剤師の役割
- ・栄養状態がわるくなると, 薬の効果が減弱することがある
- ・薬剤師がまず薬物治療と栄養管理の密接な関係を認識し, 啓蒙する
- ・薬が患者の食欲を奪っていることがある
- ・口内炎が多発した際は, うがい薬を上手に使おう
- ・静脈栄養法は, 末梢静脈栄養法と中心静脈栄養法の二つがある
- ・輸液を投与していれば, 栄養管理できていると思ってはいけない
- ・中心静脈栄養法は消化管が安全に利用できない場合のみ選択する
- ・中心静脈栄養の処方は, 患者の必要エネルギー量を満たすよう設計する
- ・中心静脈栄養法では高血糖に気をつける
- ・中心静脈栄養法では感染に気をつける
- ・中心静脈栄養法では真菌性眼内炎に気をつける
- ・中心静脈栄養法では肝障害・脂肪肝に気をつける
- ・末梢静脈栄養法を施行する際は, 血管痛・静脈炎・血管外漏出に注意する
- ・脂肪乳剤は使用法を理解したうえで投与する
- ・静脈栄養法では配合変化に気をつける
- ・必要水分量の計算値は, あくまで最低必要量であることに注意する
- ・医薬品扱いの経腸栄養剤の特徴を知っておこう
- ・粉砕した薬剤を投与し下痢が生じたら, 乳糖不耐症かもしれない
- [2] NSTと栄養管理
- [2] [1] 褥瘡の栄養管理
- ・低栄養は褥瘡の回復を遅らせる
- ・褥瘡の分類と状態の評価および治療原則
- ・褥瘡発生には日常生活自立度が大きく関与している
- ・褥瘡の状態がわるいほど, たんぱく質の必要量は多い
- ・褥瘡における栄養マネージメント
- [2] [2] 肝疾患の栄養管理
- ・肝硬変患者は多岐にわたる栄養代謝異常が認められる
- ・肝硬変患者ではたんぱく代謝異常がみられ, 分岐鎖アミノ酸が必要である
- ・肝硬変患者に分食と夜食を推奨するのはなぜ?
- ・肝硬変の患者には栄養バランスのとれた適正エネルギー食が必要である
- [2] [3] 呼吸器疾患の栄養管理
- ・日本ではCOPDの患者数が増加すると予想されている
- ・COPDの栄養障害の主な原因はエネルギー消費量の亢進とエネルギー摂取量の低下である
- ・COPD患者の栄養療法においては, 栄養評価, 目標摂取エネルギー量の算出, エネルギーの組成の検討を行い,必要に応じて塩分制限をする
- ・COPD患者の栄養評価と外来栄養療法の実際
- [2] [4] 内分泌疾患の栄養管理
- ・糖尿病患者での術前の血糖コントロールは, 空腹時血糖140mg/dL以下, HbAlc 7%以下, 尿ケトン体陰性, 1日尿糖10g以下を目標とする
- ・糖尿病患者の手術中の血糖値は150〜200mg/dLを目標とし, ブドウ糖+速効型インスリン (+カリウム) の投与が原則である
- ・糖尿病患者の術後管理では一過性の高血糖に注意する
- ・糖尿病患者の術後管理における高カロリー輸液では糖質濃度の緩徐な上昇を注意する
- ・糖尿病患者における高カロリー輸液導入期や血糖コントロールが不安定な時期では脂肪乳剤を避ける
- ・経腸栄養は経口摂取にくらべ, 注入後に高血糖になりやすいので注意を要する
- [3] NSTと看護師・歯科・感染予防
- [3] [1] 看護師の役割
- ・ベッドサイドで患者に最も身近な看護師は, 病院食摂取不良, 栄養状態不良, 摂食・嚥下障害, 褥瘡発生因子を有する患者を早期に発見することが出来る
- ・当院における看護部のNST・褥瘡委員会の設置
- ・各病棟NSTリンクナースの設置役割
- ・プロブレム・ケアプラン作成の目的
- [3] [2] 歯科口腔外科の役割
- ・摂食・嚥下機能評価や口腔ケアなど歯科口腔外科の役割は大きい
- ・口腔ケア-口内炎・経管栄養・義歯
- ・嚥下機能評価が不良な患者においても, トロミ水やゼリーをテストフードとして摂取させ再評価する
- ・食形態のアップが難しい症例や将来的に経管に移行することが多い症例にはPEGを考慮する
- ・食介助
- ・食事の姿勢
- [3] [3] 感染予防と栄養
- ・院内感染対策においては保菌と発症の区別を明確にしなければならない
- ・発症させやすくする状況からの脱出が重要である
- ・中心静脈カテーテルの挿入期間の短縮は院内感染対策において重要である
- ・NST活動には手指消毒は必須である
- 資料1〜7
- 資料1 栄養スクリーニング表
- 資料2-1 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール 900kcal/dayコース
- 2-2 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール1,100kcal/dayコース
- 2-3 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール1,200kcal/dayコース
- 2-4 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール1,400kcal/dayコース
- 2-5 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール1,600kcal/dayコース
- 2-6 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール"水分制限"1,125kcal/dayコース
- 2-7 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール"水分制限"1,200kcal/dayコース
- 2-8 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール"水分制限"1,500kcal/dayコース
- 2-9 経管栄養 (経鼻胃管・胃瘻) 導入プロトコール"水分制限"1,688kcal/dayコース
- 2-10 術後経管栄養 (経鼻腸管・空腸瘻) 導入プロトコール1,200kcal/dayコース
- 2-11 術後経管栄養 (経鼻腸管・空腸瘻) 導入プロトコール1,280kcal/dayコース
- 2-12 術後経管栄養 (経鼻腸管・空腸瘻) 導入プロトコール1,600kcal/dayコース
- 資料3 当院採用輸液・医薬品経腸栄養剤1パック当たりの含有エネルギー表
- 資料4 脂肪乳剤の使用法
- 資料5 輸液製剤内へ直接インスリンを添加する方法
- 資料6-1 当院のスライディングスケール
- 資料7-1 プロブレム・ケアプラン(1)
- 7-2 プロブレム・ケアプラン(2)
- 7-3 プロブレム・ケアプラン(1)
- 7-4 プロブレム・ケアプラン(2)
- 7-5 プロブレム・ケアプラン(3)
- 和文索引
- 欧文索引
- 奥付
