この本に書いた高等、下等の番付も何時いつ変わるか保証の限りでない。それをその時どきの学問や知識によって何処までも追求しようとするのが自然科学であり、それが植物の場合なら植物学であり、またそれが系統分類を主にしたものがこの本の分類学なのである。(「はじめに」より)