書籍名 |
治療効果判定のための実用統計学 生命表法の解説と臨床試験の実際 再改定版 |
出版社 |
癌と化学療法社
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発行日 |
1987-07-30 |
著者 |
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ISBN |
4906213022 |
ページ数 |
241 |
版刷巻号 |
再改定4版増刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
癌と化学療法誌に連載された「治療効果の評価のための統計学シリーズ」に加筆修正しまとめた。
目次
- 表紙
- 再改定にあたって
- 序
- はじめに
- 目次
- 第1章 臨床試験のデザインと統計学的問題点
- 1. 1 すぐれた臨床試験の4つの基本原則
- 1. 2 すぐれたデザインの臨床試験とは
- 1. 3 対象患者の無作為割りつけ
- 1. 4 層化割りつけ法
- 1. 5 対照(標準)治療の必要性
- 1. 6 サンプルサイズ(標本数)
- 1. 7 多施設試験の必要性と問題点
- 1. 8 二重盲検法は必須か
- 1. 9 Randomized Controlled TrialとNon-randomized Trialの比較
- 1. 10 治療効果判定試験のデザインとキイポイント
- 第2章 4分表および重クロス集計
- 2. 1 4分表(2×2表)
- 2. 2 2群間の比較性の検討のための2×n分割表
- 2. 3 重クロス集計によるカテゴリー別比較
- 2. 4 2群間の偏りを補正して有意性を検定する方法 : Mantel-Haenszel法
- 2. 5 補正生存率(または補正死亡率)の計算方法
- 2. 6 治療効果の統計的評価の実例1 : 非ポジキンリンパ腫の化学療法の効果
- 2. 7 治療効果の統計的評価の実例2 : 食道癌に対するブレオマイシンの術前併用療法の効果
- 2. 8 治療効果の統計的評価の実例3 : 再発乳癌に対する化学療法の効果
- 2. 9 4分表および重クロス集計の利点と限界
- 第3章 多変量解析の応用
- 3. 1 重クロス集計の限界と多変量解析の利点
- 3. 2 重回帰分析の応用
- 3. 3 ロジスティック型多変量解析モデル
- 3. 4 その他の多変量解析法と応用例
- 3. 5 多変量解析の利点と制約
- 第4章 生命表法とその応用
- 4. 1 生命表法の特長と累積生存率の計算方法
- 4. 2 小数標本についての生存率の計算方法 : Kaplan-Meier法
- 4. 3 Chiangの方法とLittellの方法
- 4. 4 相対生存率の概念と計算方法
- 4. 5 2本の生存率曲線の差の有意性の検定
- (1) 累積生存率の標準誤差に基づく検定
- (2) Mantel-Haenszel検定
- (3) ログランク検定
- (4) 一般化Wilcoxon検定
- (5) Cox-Mantel検定
- (6) 各種の有意性の検定方法の比較および検定方法の選択について
- 4. 6 生命表分析に必要なサンプルサイズ
- 4. 7 生存率の計算および統計学的な有意性の検定についての要約および留意事項
- 第5章 Coxの重回帰型生命表法(比例ザードモデル)の理論と応用
- 5. 1 多変量解析型生命表分析の必要性について
- 5. 2 Coxの重回帰型生命表法(比例ハザードモデル)について
- 5. 3 Coxの重回帰型生命表法の応用例 -その1 瞬間死亡率に基づく相対危険度の計算例
- 5. 4 Coxの重回帰型生命表法の応用例 -その2"補正生存率"の計算例
- 5. 5 Coxの重回帰型生命表法(比例ハザードモデル) の特長と限界
- 第6章 予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法
- 6. 1 薬剤の予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法
- 6. 2 リジット分析(Ridit分析)
- 6. 3 コルモゴロフ・スミルノフ検定(Kolmogorov-Smirnov test)
- 6. 4 t-検定
- 第7章 コソピューターを利用したデータ処理方法の実際
- 7. 1 コンピューターを利用したデータ処理の利点
- 7. 2 コンピューターによるデータ処理の準備作業と手順
- ステップ1 : データ整理
- ステップ2 : コーディング
- ステップ3 : データ入力
- ステップ4 : データチェック, エディティング
- ステップ5 : データ修正
- 7. 3 コンピューターによる集計解析の実際
- (1) 大型コンピューター用の統計用 パッケージプログラム
- (2) パソコン(マイコン)用の統計用ソフト
- 7. 4 コンピューターによる集計解析上の注意事項
- 第8章 臨床試験実施法の実際と注意事項
- 8. 1 臨床試験の計画と研究組織の形成
- 8. 2 プロトコール(研究計画書) の作成
- 8. 3 サンプルサイズの決定と対象患者の選定
- 8. 4 対象患者の割りつけ
- 8. 5 対象患者の登録とベースライン検査の実施
- 8. 6 治療開始と経過観察
- 8. 7 予後の追跡
- 8. 8 臨床試験の結果の集計・解析
- (1) 対象患者の施設別, 治療群別集計
- (2) 除外脱落例および消息不明例の集計
- (3) 治療群間の比較性の検討
- (4) 治療効果および副作用の比較
- 8. 9 研究結果の報告
- あとがき
- 附表1(乱数表)
- 数表索引
- 計算方法および統計学的検定法の索引
- 索引
- 奥付
- 折り込み
参考文献
第1章 臨床試験のデザインと統計学的問題点
P.21 掲載の参考文献
-
2) Cochran, W. G. and Cox, : Experimental Designs. 2nd Ed. New York, John Wiley and Sons, 1957.
-
3) 柳井晴夫, 高木広文: 臨床試験における標本数の定め方-医学統計学最近の話題 (1). 医学のあゆみ102(13), 881-886, 1977.
-
4) Gehan, E. A. and Schneiderman, M. A.: Experimental design of clinical. trials. In Cancer Medicine Eds. Holland, J. F. and Frei, E. III. Lea & Febiger, Philadelphia, 1973.
-
5) Coronary Drug Project Research Group: The Coronary Drug Project. Design, methods and baseline findings. Circulation 47(3), Suppl. I, 1973.
第2章 4分表および重クロス集計
P.48 掲載の参考文献
-
3) J. L. フライス著, 佐久間昭訳: 計算データの統計学. 東京大学出版会, 1975.
-
5) 太田和雄, 栗田宗次, 尾山 淳: Rappaport分類による非ホジキンリンパ腫の化学痛法の効果, 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」昭和53年度第1回会議資料, 1978.
-
6) 佐々木公一: 食道癌に対するブレオマイシンの術前併用療法, 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」. 昭和53年度第1回会議資料, 1978.
-
7) 安富 徹: 国病・国療がん集学治療共同研究乳癌班報告要旨 (昭和53年度), 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」. 昭和53年度第1回会議資料, 1978.
第3章 多変量解析の応用
P.74 掲載の参考文献
-
1) 唐沢和夫: 未発表 (一部, 癌と化学療法6(5), 958-964, 1979. で発表)
-
4) University Group Diabetes Program: Part II. Mortality results. Diabetes 19 (Suppl. 2), 487-830, 1970.
-
5) 佐々木陽・他: 胃がん手術患者の予後に影響する因子の解析. 医用電子と生体工学17, 特別号 (第18回日本ME学会大会論文集その1, 8-9, 1979. )
-
6) 柳井晴夫, 岩坪秀一: 複雑さに挑む科学-多変量解析入門. 講談社. 東京, 1976.
-
7) 中里博昭・他‥治療効果の統計的手法. がんの計量疫学. 平山雄編, 癌の臨床別集, 篠原出版, pp.161-169, 1980.
第4章 生命表法とその応用
P.120 掲載の参考文献
-
1) Cutler, S. J. and Ederer. F.: Maximum utilization of the life table method in analyzing survival. J. Chron. Dis. 8, 699-712, 1958.
-
2) Greenwood, M.: Reports on Public Health and Medical Subjects. No. 33 Appendix 1. The "Errors of Sampling" of the Survivorship Tables, London, H. M. Stationary Office quoted in ref. 1)
-
5) Gehan. E. A.: Statistical Methods for Survival Time Studies in Cancer Therapy: Prognostic Factors and Criteria of Response, edited by M. J. Staquet, Raven Press, New York, 1975.
-
6) Cox, D. R.: Regression models and life tables. J. R. Stat. Soc. 〔B〕34, 187-220, 1972.
-
7) Mantel, N.: Evaluation of survival data and two new rank order statistics arising in its consideration. Cancer Chemother. Rep. 50, 163-170, 1966.
-
10) Littell, A. S.: Estimation of the T-year survival rate from follow-up studies over a limited period of time. Human Biology. 24, 87, 1952.
-
11) 有本弘子: 昭和48年コホート生存率, 昭和53年度厚生省癌研究助成金「地域がん登録による予防医療活動の評価に関する研究」 (班長:藤本伊三郎) 研究班会議資料1978.
-
12) Ederer, F., Axtell, L. M. and Cutler, S. J.: The relative survival rate: a statistical methodology, National Cancer Institute Monograph No. 6 Cancer: End Results and Mortality Trends. 121, Washington, 1961.
-
13) Peto, R., Pike, M. C., Armitage, N. E et al: Design and analysis of randomized clinical trials requiring prolonged observation of each patient II. Analysis and examples. Brit. Journ. Cancer. 35, 1-39, 1977.
-
14) 日本癌治療学会, 生存率算出規約 (案). 日癌治誌19, 137-162, 1984
-
15) 北川千恵子, 有本弘子: 昭和44-58年コホート生存率, 昭和59年度厚生省がん研究助成金「がん予防・医療活動におけるがん登録の役割に関する研究」 (班長: 福間誠吾) 班会議資料, 1984.
-
16) Kalbfleisch. J. D. and Prentice. R. L.: The Statistical Analysis of Failure Time Data. Wiley, New York, 1980.
第5章 Coxの重回帰型生命表法(比例ザードモデル)の理論と応用
P.134 掲載の参考文献
-
3) 唐沢和夫: 食道癌の治療, 外科療法における合併療法. 癌と化学療法6, 958-964, 1979.
-
4) Kalbfleish, J. D. and Prentice, R. L: The Statistical Analysis of Failure Time Data. Wiley, New York, 1980.
第6章 予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法
P.154 掲載の参考文献
-
1) 日本製薬工業協会 安全性委員会 臨床評価部会: 制癌剤の臨床効果判定に関する文献的考察. 癌と化学療法 6, 855-860, 1979
-
4) 重松逸造編著: 疫学 臨床家のための方法論. 講談社サイエンティフィック, 東京, p.287, 1978.
-
5) Siegel, S.: Nonparametric Statistics for the Behavioral Sciences. Mac Graw-Hill Book Company, Inc. New York, p.47, 1956.
-
6) 水野哲夫: 臨床統計学 治療評価を中心として. 医学書院, 東京, 1976.
-
7) Armitage, P.: Statistical Methods in Medical Research. John Wiley & Sons Inc., New York, 1971.
第8章 臨床試験実施法の実際と注意事項
P.210 掲載の参考文献
-
1) 紀藤 毅・他: 胃癌の長期治療成績と成績算出における問題点. 外科 47, 49-53, 1985.