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書籍詳細

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書籍名 治療効果判定のための実用統計学 生命表法の解説 改訂版
出版社 癌と化学療法社
発行日 1982-08-20
著者
  • 富永祐民(著)
ISBN
ページ数 191
版刷巻号 改訂第1版
分野
閲覧制限 未契約

治療効果の判定手法で、特に重要と考えられる統計的手法に限定して、平易に解説。

目次

  • 表紙
  • 改訂にあたって
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 臨床試験のデザインと統計学的問題点
    • 1.1 臨床試験のデザインの一般原則
    • 1.2 対象患者の無作為割りつけ
    • 1.3 層化割りつけ法
    • 1.4 対照群の必要性
    • 1.5 サンプルサイズ(標本数)
    • 1.6 多施設試験の必要性と問題点
    • 1.7 二重盲検法は必須か
    • 1.8 Randomized Controlled TrialとNon-randomized Trialの比較
    • 1.9 治療効果判定試験のデザインとキイポイント
  • 第2章 4分表および重クロス集計
    P.21閲覧
    • 2.1 4分表(2×2表)
    • 2.2 2群間の比較性の検討のための2×n分割表
    • 2.3 重クロス集計によるカテゴリー別比較
    • 2.4 2群間の偏りを補正して有意性を検定する方法 : Mantel-Haenszel法
    • 2.5 補正生存率(または補正死亡率)の計算方法
    • 2.6 治療効果の統計的評価の実例1 : 非ホジキンリンパ腫の化学療法の効果
    • 2.7 治療効果の統計的評価の実例2 : 食道癌に対するブレオマイシンの術前併月療法の効果
    • 2.8 治療効果の統計的評価の実例3 : 再発乳癌に対する化学療法の効果
    • 2.9 4分表および重クロス集計の利点と限界
  • 第3章 多変量解析の応用
    P.48閲覧
    • 3.1 重クロス集計の限界と多変量解析の利点
    • 3.2 重回帰分析の応用
    • 3.3 ロジスティック型多変量解析モデル
    • 3.4 その他の多変量解析法と応用例
    • 3.5 多変量解析の利点と制約
  • 第4章 生命表法とその応用
    P.73閲覧
    • 4.1 生命表法の特長と計算方法
    • 4.2 2本の生存率曲線の差の有意性の検定
      • (1) 生存率の標準誤差に基づく方法
      • (2) Mantel法によるカイ2乗検定
      • (3) Logran testによる検定
      • (4) Generalized Wilcoxon testによる検定
      • (5) Cox-Mantel testによる検定
    • 4.3 小数標本についての生存率の計算方法 : Kaplan-Meierの方法
    • 4.4 Chiangの方法とLittellの方法
    • 4.5 生命表分析に必要なサンプルサイズ
    • 4.6 相対生存率の概念と計算方法
  • 第5章 Coxの重回帰型生命表法の理論と応用
    P.112閲覧
    • 5.1 多変量解析型生命表分析の必要性について
    • 5.2 Coxの重回帰型生命表法について
    • 5.3 Coxの重回帰型生命表法の応用例―その1 瞬間死亡率に基づく相対危険度の計算例
    • 5.4 Coxの重回帰型生命表法の応用例―その2 “補正生存率”の計算例
  • 第6章 予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法
    P.124閲覧
    • 6.1 薬剤の予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法
    • 6.2 リジット分析(Ridit分析)
    • 6.3 コルモゴロフ・スミルノフ検定(Kolmogorov-Smirnov test)
    • 6.4 t-検定
  • 第7章 コンピューターを利用したデータ処理方法の実際
    P.144閲覧
    • 7.1 コンピューターを利用したデータ処理の利点と問題点
    • 7.2 コンピューターによるデータ処理の準備作業と手順
      • ステップ1 : データ整理
      • ステップ2 : コーディング
      • ステップ3 : データ入力
      • ステップ4 : データチェック, エディテイング
      • ステップ5 : データ修正
    • 7.3 コンピューターによる集計解析の実際
    • 7.4 コンピューターによる集計解析上の注意事項
  • あとがき
    P.163閲覧
  • 附表1(乱数表)
    P.166閲覧
  • 数表索引
    P.168閲覧
  • 計算方法および統計学的検定法の索引
    P.169閲覧
  • 索引
    P.170閲覧
  • 奥付

参考文献

第1章 臨床試験のデザインと統計学的問題点

P.20 掲載の参考文献

  • 2) Cochran, W. G. and Cox, :Experimental Designs. 2nd Ed. New York, John Wiley and Sons, 1957
  • 3) 柳井晴夫, 高木広文:臨床試験における標本数の定め方-医学統計学最近の話題 (1) . 医学のあゆみ 102 (13) , 881-886, 1977.
  • 4) Gehan, E. A. and Schneiderman, M. A.:Experimental design of clinical. trials. In Cancer Medicine Eds. Holland, J. F. and Frei, E. III, Lea & Febiger, Philadelphia, 1973.

第2章 4分表および重クロス集計

P.46 掲載の参考文献

  • 3) J. L. フライス著, 佐久間昭訳:計算データの統計学. 東京大学出版会, 1975.
  • 5) 太田和雄, 栗田宗次, 尾山 淳:Rappaport分類による非ポジキンリンパ腫の化学療法の効果, 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」昭和53年度第 1 回会議資料, 1978.
  • 6) 佐々木公一:食道癌に対するブレオマイシンの術前併用療法, 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」. 昭和53年度第1回会議資料, 1978.
  • 7) 安富徹:国病・国療がん集学治療共同研究乳癌班報告要旨 (昭和53年度) , 厚生省がん研究助成金指定研究, 末舛班「癌の集学的治療に関する研究」. 昭和53年度第1回会議資料, 1978.

第3章 多変量解析の応用

P.72 掲載の参考文献

  • 1) 唐沢和夫:未発表 (一部, 癌と化学療法 6(5) , 958-964, 1979. で発表)
  • 4) University Group Diabetes Program:Part II. Mortality results, Diabetes, 19 (Suppl. 2) , 487-830, 1970.
  • 5) 佐々木陽・他:胃がん手術患者の予後に影響する因子の解析. 医用電子と生体工学 17, 特別号 (第18回日本ME学会大会論文集その 1, 8-9, 1979.)
  • 6) 柳井晴夫, 岩坪秀一:複雑さに挑む科学-多変量解析入門. 講談社 東京 1976.
  • 7) 中里博昭・他:がん治療効果の統計的手法-胃癌手術症例の予後要因の分析. 癌の臨床 (別集がんの計量疫学. 日本ME学会計量診断治療研究会記録, 1977年12月17日, 名古屋) 印刷中

第4章 生命表法とその応用

P.110 掲載の参考文献

  • 2) Greenwood, M:Reports on Public Health and Medical Subjects. No. 33 Appendix 1. The "Errors of Sampling" of the Survivorship Tables, London, H. M. Stationary Office quoted in ref. 1)
  • 5) Gehan. E. A.:Statistical Methods for Survival Time Studies in Cancer Therapy:Prognostic Factors and Criteria of Response, edited by M. J. Staquet, Raven Press, Mew York, 1975.
  • 7) Mantel, N.:Evaluation of survival data and two new rank order statistics arising in its consideration. Cancer Chemother. Rep 50, 163-170. 1966.
  • 11) Littell, A. S.:Estimation of the T-year survival rate from follow-up studies over a limited period of time. Human Biology 24, 87, 1952.
  • 11) 有本弘子:昭和48年コホート生存率, 昭和53年度厚生省癌研究助成金「地域がん登録にるよ予防医療活動の評価に関する研究」(班長:藤本伊三郎) 研究班会議資料 1978.
  • 12) Ederer, F., Axtell, L. M. and Cutler, S. J.:The relative survival rate:a statistical methodology, National Cancer Institute Monograph No. 6 Cancer:End Results and Mortality Trends. 121, Washington, 1961.

第5章 Coxの重回帰型生命表法の理論と応用

P.123 掲載の参考文献

  • 3) 唐沢和夫:食道癌の治療, 外科療法における合併療法. 癌と化学療法 6, 958-964, 1979.

第6章 予後以外の臨床的効果判定のための統計的手法

P.143 掲載の参考文献

  • 1) 日本製薬工業協会 安全性委員会 臨床評価部会:制癌剤の臨床効果判定に関する文献的考察. 癌と化学療法 6, 855-860, 1979.
  • 4) 重松逸造編著:疫学 臨床家のための方法論. 講談社サンエンティフィック, 東京, 1978, p. 287.
  • 5) Siegel, S.:Nonparametric Statistics for the Behavioral Sciences. Mac Graw-Hill Book Company, Inc. New York, 1956, p. 47.
  • 6) 水野哲夫:臨床統計学 治療評価を中心として. 医学書院, 東京, 1976.
  • 7) Armitage, P.:Statistical Methods in Medical Research, John Wiley & Sons Inc., New York, 1971.