書籍名 |
先生はぼくらを守らない ―川西市立中学校熱中症死亡事件― |
出版社 |
エピック
|
発行日 |
2004-07-28 |
著者 |
|
ISBN |
4899851219 |
ページ数 |
305 |
版刷巻号 |
|
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
著者は1999年の夏に、市立中学に通っていた長男をクラブ活動中に熱中症で亡くしました。練習中に倒れた彼を、当時の顧問教諭は叱咤し続け、あげくは彼をグラウンドに1時間も放置したのでした。両親は死の真相の究明を求め続けました。しかし、その願いは叶えられず、両親は行政と顧問教諭に対し告訴に踏み切りました。裁判で顧問教諭は事件直後の証言を翻しました。この理不尽に、親として、すべてを掛けて闘ってきた記録です。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 1章 断ち切られた未来
- ノストラダムスの予言が健斗にふりかかった!
- 絶望の底なし沼へ
- 悲しみの帰宅
- 人生の卒業式
- 2章 死の真相が知りたい
- 健斗の死は教材?
- 人ごとのような市教委
- わが子の死の真相が知りたい
- 垣間見た真実
- 残された家族の日々
- 隠蔽と拒絶のはじまり
- 教職員による現場再現
- 人生最悪の夏休みが終わった
- 3章 閉ざされた真実解明と誹誇中傷
- 閉さされた真実解明への道
- ラグビー部の再開
- 教職員組合の不可解と学校・PTAの不誠実
- 市教委の仕打ち
- 守る会と署名活動
- 誹諺中傷と世間の無責任
- 川西市子どもの人権オンブズパーソンへ
- 癒しの作業
- 川西市子どもの人権オンブズパーソンの勧告・意見表明
- その後の市教委と学校の対応
- 4章 不起訴から民事裁判へ
- 不起訴?
- このままではやりきれない
- 民事訴訟へ
- 「ひまわり健斗」と卒業式
- 訴状にこめた思い
- 5章 判決−業務上過失致死
- 民事裁判が始まった!
- 判決は出たけれど
- トカゲのシッポ
- 検察による再捜査
- 業務上過失致死
- おわりにかえて
- 奥付