書籍名 |
町医者力 |
出版社 |
エピック
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発行日 |
2009-11-20 |
著者 |
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ISBN |
9784899851530 |
ページ数 |
225 |
版刷巻号 |
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分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
患者の手をとり、脈を診る。「脈の中にその人の人生を感じることのできる町医者になりたい」と希望する著者の、日々の生活が綴られる。「総合病院」から「地域総合医」へ、「専門病院」と「地域総合医」の併診が医療を変える。
目次
- 表紙
- はじめに
- まえがき / あとがき
- 目次
- 第1章 町医者冥利
- 新宿医科大学での6年間
- 新大阪救急病院での研修医生活
- 哲学の授業
- 正月当直
- 「薬漬け」と「検査漬け」
- 医者の食事
- 医者への謝礼
- 苦い手術 (患者さんからのお便り)
- 往診屋
- 山田風太郎の世界
- 医者めぐりの理由
- 外泊より外国泊
- 脈診
- 尊敬する医者
- 医者のハンディキャップ
- 長尾先生との出会い、そして今 (医療関係者からの手紙)
- 幸運な患者さん
- 商店街のド真ん中のNホスピス
- ゲートボールと早期胃がん
- もうすぐ80歳 (患者さんからのお便り)
- 心臓ペースメーカー
- 病気の場所
- 一期一会のがん
- 自宅は世界最高の特別室
- カラオケ病院
- 第2章 震災が教えてくれたこと (講演記録)
- はじめに
- 神の怒りのような激震
- 野戦病院と化した病院
- 3人の母子の遺体の前に言葉を無くし
- 廊下に、待合に、あふれる患者
- クラッシュ症候群の患者を転送でない !
- 1人の医師の直訴から
- 後手にまわった行政の対応
- 個人の決断と行動が組織を動かす
- 第3章 町医者ブログ・ホンネの話とホントの話 2008年7月〜2009年5月より
- 7月19日(土) 百聞は一見にしかず ―「シッコ」は素晴らしい映画でした―
- 7月23日(水) 医学生2人、看護学生2名が実習に来て、大賑わいの外来でした
- 7月29日(火) 突然、地域医療連携・勤務医委員会の委員長を拝命しました。
- 7月30日(水) 看護学生さんと訪問診療、午後10時に看取らせていただきました。
- 10月2日(木) 消化器病学会、脳死臓器提供勉強会、医療崩壊の市民フォーラム
- 10月3日(金) 医療崩壊を守るシンポジウムを拝聴、自治労の熱い人達と懇談
- 12月9日(火) 末期がん患者さんを囲んで愉快なカラオケ大会、その後電話40本以上
- 12月11日(木) 脂質異常症について講演、A病院で退院調整、頸動脈エコーの勉強会
- 12月12日(金) ガン拠点病院がまさに日本の医療のガンである確信が深まりました
- 12月13日(土) いつの間にか失った「三丁目の夕日」のような原風景
- 12月16日(火) 研修医の女医さんと夜9時半まで往診しました
- 12月26日(金) 今年38人目の患者さんが静かに息を引き取りました
- 1月16日(金) やってみるものだね「ケア会議」
- 1月31日(土) 指示通りにモルヒネを飲んでください
- 2月13日(金) 土砂降りの雨の中、緊急往診で駐禁に捕まる。
- 2月13日(金) 今夜も大往生 ―3泊4日ご飯の旅―
- 2月17日(火) 病院信仰が止まらない ―コンビニ受診・コンビニ救急車・コンビニ入院―
- 3月24日(火) 便秘が治らないという患者さんに1時間近く怒鳴られました
- 4月1日(水) 新人男性訪問看護師さんと在宅医療事務さんを同行して訪問診療
- 4月7日(火) 深夜の看取り、お役所仕事に訪問看護師が怒りの涙
- 4月8日(水) たった1週間だったけど充実した在宅での最期の1週間
- 5月2日(土) 老老・認認介護の80歳女性からの悲痛な叫びに走る
- 5月19日(火) 産業保健の現場でも急がれるインフルエンザ対策
- 5月20日(水) クリニックの前にテントを2つ張りました
- 5月21日(木) 24時間、外来と当直で感染症と闘い、末期がんの方を看取る
- 5月22日(金) 早朝から緊急往診3件、緊急入院2件。風邪外来は10人程度
- 6月9日(火) ある若者の早すぎる最期に多くの老若男女とともに涙
- 6月10日(水) "最後の患者には気をつけろ"
- あとがき
- 奥付