病院は死ぬ場所ではない。どんな人にも必ず訪れる死の時。住み慣れた家で、家族に見守られながら安らかに迎えたい。そんな人々の願いを叶えるために、著者は今日も走る。町医者の24時間とは、生病老死に寄り添う日々である。