高齢化社会を迎え、医学・医療技術の発達や病医院施設の充実も加わって、誰もが「自分の臨終は、どう幕を引くべきか?」を考慮しなければならなくなった。38名の各界有識者がみずからのラストステージは、どうありたいか、を綴ったタイムリーな本。
目次
- 表紙
- まえがき
- 目次
- 一、リビング・ウィルに託す
- 私のラストステージはこう望む
- 科学的合理性に徹した終末医療を望む
- 尊厳死を真剣に考える
- 人間らしく死なせていただきたい
- 私のラストステージ設計書
- 死の権利協会世界連合について
- リビング・ウィルによる死
- 望む場所で望む医療を
- 再び、天国に遠い者の願い
- 二、自己決定権の尊重を
- 「終末期宣言書」を書く
- 私自身のターミナル・ステージを想像して
- 人に迷惑をかけないような最期を
- 医の心を大切に
- 本当に望むものを共に考える
- 最期まで自分の主人でありたい
- 死ぬまで生きる
- ごくありふれた"ラストステージ"を
- 三、温かいケアと人間関係を
- 医師の立場から
- 信頼関係が第一
- 暗闇から光の世界へ
- 終末期医療を考える
- 私のラストステージへの願いと期待
- 遺しておきたい言葉
- 最中とボーダレス
- 訪問看護で出会った人々
- 四、ラストステージを考える
- 私の安楽死考
- 教え子に私のラストステージを託す
- 死の恐怖について
- 死への心がまえを問いかけられて
- 私のラストステージはこう望む
- おだやかなラストステージ
- 五、死を見据えて生きる
- 私のラストステージ
- ラストステージの前に
- 「生き切る」ために
- 機械の力で生きるのはいや
- 二つの死から
- 私小説 萬穂皆吉の生涯
- 死は永遠の命に到る門
- あとがき
- 奥付