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書籍詳細

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書籍名 図解 患者サービス読本
出版社 日本プランニングセンター
発行日 1991-06-18
著者
  • 患者サービス問題研究会(編)
ISBN 4931197264
ページ数 333
版刷巻号 第1刷
分野
閲覧制限 未契約

本書は、現在医療機関が抱えている患者サービスに関する問題点を提起するとともに、医療現場において日夜ご努力されておられる方々の創意工夫を凝らした試みが随所に紹介されており、今後の患者サービスの在り方を考えていく上で大いに参考になるものです。(序文より)

目次

  • 表紙
  • 推せんのことば
  • 執筆者一覧
  • 内容目次
  • 第1章 一般病院のインフォームド・コンセント
    P.19閲覧
    • 1. インフォームドコンセント (以下IC)とはなにか
    • 2. ICまでの道程
      • 1) これまでの医師と患者の関係
      • 2) ICの芽ばえ
      • 3) 日本の医師のICの現状
    • 3. ICとは
    • 4. 病院におけるICの実践
      • 1) 一般的治療におけるIC
      • 2) 癌治療におけるIC
      • 3) 意識喪失もしくは理解する能力のない患者へのIC
      • 4) 安楽死・尊厳死とIC
      • 5) 臨床研究でのIC
      • 6) 臓器移植遺伝子治療に関するIC
  • 第2章 インフォームドコンセント (クリニックの場合)
    P.33閲覧
    • 1. 患者さんと病気
      • 1) いままでの診断・治療
      • 2) 責任のある選択
      • 3) 「医学原則」と「医療原則」
      • 4) 医師と患者さん双方の「選択の自由」
    • 2. 医師と患者さんとの協議
      • 1) 医療の行われ方
      • 2) 従来の医学は「疑わしきは罰する」
      • 3) 「説明と同意」の前に
      • 4) 卒前教育のあり方
      • 5) 日本医師会としての「説明と同意」
      • 6) 医療処置の決定主体は患者自身
      • 7) 医師の説明と患者の同意との関係
      • 8) 医師と患者の人間関係
    • 3. 実地診療における「説明と同意」
      • 1) informが有効に作用するためにはinformされてもよいという暗黙の承諾が必要
      • 2) 診察室の構造
      • 3) 説明と同意がうまくゆく1つの隠れた条件
      • 4) 筆者の大切な体験
    • 4. 同意を得るための情報提供の話し方
      • 1) 医者の話の「特殊性」
      • 2) 「話す」のではなく「対話」が必要
      • 3) 診療の冷静さ
      • 4) 診療時間はむしろ短縮化
    • 5. 日常診療における「説明と同意」
      • 1) 病状・治療内容
      • 2) 処方薬剤を知らせる
    • 6. 説明と同意の基本
      • 1) 黙って患者さんの話をきく
      • 2) 検査の説明
      • 3) 医師と患者さんが共通目標を持つ
    • 7. がんの告知について
      • 1) 家族面接
      • 2) 家族同席面接
      • 3) 家族組識をみる
  • 第3章 ナースの応接と態度
    P.65閲覧
    • 1. 看護について
      • 1) 看護の歴史的背景
      • 2) 病院における看護の内容
    • 2. アンケート調査
      • 1) 対象
      • 2) 目的
      • 3) 結果
    • 3. 考案
    • 4. まとめ
  • 第4章 訪問看護・電話医療相談・退院時指導・在宅医療
    P.73閲覧
    • 1. 訪問看護
      • 1) 訪問看護の制度
      • 2) 訪問看護の内容
      • 3) 訪問看護の実際
    • 2. 電話医療相談
      • 1) 受診中の患者に対するサービス
      • 2) 不特定多数を対象とする場合
    • 3. 退院時指導
      • 1) 全治の状態で退院する場合
      • 2) 再発や悪化が予測される状態で退院する場合
      • 3) 医療処置の継続が必要な状態で退院する場合や家族外の支援を受けて生活することが必要な場合
      • 4) 退院指導の実際
      • 5) 「医療環境」の整備
      • 6) 「生活環境」の整備
      • 7) チーム活動
    • 4. 在宅医療
      • 1) 在宅医療のあり方
      • 2) 在宅医療の内容
  • 第5章 病院薬局における患者サービスの実際
    P.87閲覧
    • 1. 医薬品情報提供の必要性と重要性
    • 2. いま、患者が医療に望むもの
      • 1) 患者のニーズとは何か
      • 2) 「お薬相談コーナー」で多い質問
    • 3. 患者サービスをいかに行うか
      • 1) 患者への積極的な情報提供
      • 2) 薬の待ち時間対策
      • 3) 大切な窓口での接遇マナー
      • 4) 服薬に便利な1回服用量の調剤
      • 5) 薬歴管理による安全性のチェック
      • 6) 集団教育での指導
      • 7) 薬局の位置、窓口、構造、設備
  • 第6章 患者と衣服
    P.111閲覧
    • 1. 被服と衣服
    • 2. 人間と衣服
      • 1) 衣服の意義
      • 2) 心理的・社会的な面から
    • 3. 衣服の材料と加工
    • 4. 衣服に必要な条件
      • 1) 安楽性
      • 2) 安全性
      • 3) 吸水・吸湿性
      • 4) 耐久性
      • 5) 情緒性
    • 5. 衣服の選択
      • 1) 季節と衣服
      • 2) 年齢と衣服
    • 6. 衣服の新調と管理
      • 1) 衣服の新調(購入)
      • 2) しみ抜き
      • 3) 洗濯
    • 7. 患者の衣服
      • 1) 病衣選択の条件
    • 8. 病衣の管理
      • 1) 清潔保持の指導
      • 2) 感染の予防
      • 3) 病衣の着脱の援助
    • 9. 患者に必要なその他の衣服
    • 10. 患者に用いる特殊な用品
      • 1) 静脈瘤用ストッキング・パンスト
      • 2) 乳がん術後の特殊ブラジャー
    • 11. 衣服によって起きる障害
      • 1) 衣服のゴム紐による腰痛
      • 2) ゴム紐による膝痛
      • 3) ゴム紐による腰痛・膝痛の予防と治療
      • 4) 衣服によるその他の障害
      • 5) 靴による障害
  • 第7章 患者の立場からの給食
    P.147閲覧
    • 1. 真の給食サービスとは
      • 1) 日常生活と病院給食
      • 2) 「おいしい食事」の要因
      • 3) 患者への関わり方
      • 4) 病院の食事サービスは、治療の一環
      • 5) 医療スタッフの連携
      • 6) 思いやりの心と費用
    • 2. 全スタッフで行う発想の転換
      • 1) 事務長とマネージメント
      • 2) 自宅の食事から病院食を見直す
      • 3) ナースは患者を説き伏せない
      • 4) 栄養士は素敵な商売
    • 3. 役割分担を明確に
      • 1) 医師の役割
      • 2) ナースの役割
      • 3) 栄養士の役割
      • 4) 調理師の役割
      • 5) ナースと栄養士の関わり方
    • 4. 日常の食生活に学ぶ具体例
      • 1) 家庭の食事を給食に導入
      • 2) おやつを出す
      • 3) 少量・多種の料理
      • 4) 陶器を導入する
      • 5) 遅くなっても食べられる食事
      • 6) 患者食堂の設置
      • 7) 行事・お祝い事にはアルコールを
      • 8) レストランの食事を給食に応用
    • 5. 選択メニューの考え方と取り入れ方
      • 1) 選択食導入の前に検討する点
      • 2) A or Bの選択食の利点と欠点
      • 3) 病院における理想的選択食とは
      • 4) 選択食導入の調理作業上の留意点
    • 6. 合理化と標準化の具体例
      • 1) 献立の記入
      • 2) 器具の使い方、作業の標準化
      • 3) 諸作業のマニュアル化
    • 7. 給食マネージメントのとらえ方
      • 1) 無駄の見直し
      • 2) 価格の高い食品は業者に変更連絡
    • 8. 栄養管理ができる病院にするには
      • 1) 病院の食事が果すべき基本的使命
      • 2) 栄養科の果す役割
      • 3) 治療効果の高まる栄養指導
      • 4) 栄養管理は患者離れを防ぐ
    • 9. 栄養士・調理師の士気を高めるには
      • 1) 働き甲斐
      • 2) 「プロ」を目指す
  • 第8章 利用者の視点に立った病院建築
    P.201閲覧
    • 1. 人的資源と物的環境
    • 2. 入院環境
      • 1) ベッド周辺
      • 2) 入院生活
      • 3) 看護単位と病棟
    • 3. 外来環境
      • 1) 受付と迷い
      • 2) 待ちとプライバシー
    • 4. 周辺環境
      • 1) 立地
      • 2) 敷地
    • 5. 全体構成
      • 1) 建築規模
      • 2) 建築形態
  • 第9章 患者の立場から要求するインテリア
    P.225閲覧
    • 1. 「機能性」から「個性化自己主張」へ
    • 2. インテリアの基本
      • 1) インテリアの原点
      • 2) インテリアのチェックリスト
      • 3) 今の社会環境
      • 4) 雰囲気づくり
    • 3. インテリアプランのポイント
      • 1) インテリアポリシーづくり
      • 2) 部屋の広さと使い方のバランス
      • 3) 動線計画
      • 4) 色彩計画
      • 5) 光・香・音・色のインテリア
      • 6) 内装材
      • 7) 設備
      • 8) 家具
      • 9) 照明プラン
      • 10) 窓装飾
    • 4. 医院の各スペースに要求される事柄
      • 1) 実際の設計に入る前に、下記の基本姿勢を確認しよう
      • 2) 設計のポイントとして
      • 3) 入口
      • 4) 受付
      • 5) 待合室
      • 6) 診察室(診療室・検査室)
      • 7) 病室
      • 8) 洗面所、便所
      • 9) ナースセンター
      • 10) 院内案内板
      • 11) その他
    • 5. いつも「患者からの視点」に立つ
  • 第10章 患者の立場に立った住宅の作り方
    P.251閲覧
    • 1. 住宅と何か、老いとは何か
      • 1) ケア・サービス条件と老後の生活の場
      • 2) 高齢者の特性を配慮した住宅の建築的条件
      • 3) 住生活の実態よりみた住生活行為と住宅の建築条件
    • 2. 設計の捉え方
      • 1) 高齢者の心身機能の特性
      • 2) 障害特性
    • 3. 高齢者の特性を配慮した住宅各部の設計ポイント
      • 1) アプローチは大切な社会との接点
      • 2) 床はのっぺらぼうがよい
      • 3) 望ましい階段
      • 4) 車いすと手すりに市民権を
      • 5) 一日でも長く料理がつくれる台所
      • 6) 自尊心を保つ上からも、自立したい排泄行為とトイレ
      • 7) 老後の楽しみの一つである入浴と浴室
      • 8) 生活のとりでとしての老人室
    • 4. 老後の住まい作りの実例紹介
      • 1) 将来を見きわめて長期計画を ―増改築例―
      • 2) 同居する場合の住まい作りの配慮 ―新築例―
  • 第11章 多角経営
    P.291閲覧
    • 1. "包括医療"を時代が要請している
    • 2. 具体例
      • 1) 住民一体の包括医療 ―公営みつぎ総合病院の場合―
      • 2) 老人専門医として在宅ケア推進 ―特殊性ある天本病院の場合―
      • 3) 零歳児から老年に至る総合医療をめざして ―札幌市・渓仁会病院の場合―
    • 3. 事例から考えられること
    • 4. 医療の方向づけ
      • 1) 包括医療の重要性
      • 2) 保健・福祉そして健康へと
      • 3) 医業関連事業
    • 5. 医業としての多角化
  • 第12章 医療関連ビジネスの実態と将来
    P.309閲覧
    • 1. なぜ今、医療関連ビジネスが必要か
    • 2. 医療関連ビジネスとは
    • 3. 主要注目医療関連ビジネスの業界動向
      • 1) 病院給食ビジネスの実態
      • 2) 臨床検査ビジネスの実態
      • 3) 医事代行業務ビジネスの実態
      • 4) 滅菌・殺菌代行ビジネスの実態
      • 5) 医療廃棄物処理ビジネスの実態
      • 6) 経営コンサルタントビジネスの実態
    • 4. 依頼者のたしかな目が医療関連ビジネスを成長させる
  • 第13章 院内患者投書箱活用による患者サービスの向上に関する一考察
    • 1) はじめに
    • 2) 情報の受け皿づくり
    • 3) 受診行動はクチコミから
    • 4) サービス業としての医療
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