脳卒中で倒れた私を、社会復帰させていただいた、病院長が、いま健康のノウハウを明らかにされた。本書は読みやすく分かりやすく、なるほどと思うことが随所に出てきて、古人の名言「温故知新」の実践のような、先生の体験と勉学の集大成だと思います。(俳優・千秋実氏の序文より)
目次
- 表紙
- 推薦文
- はじめに
- 内容目次
- ■ 第1章 老化とは
- ■ 第2章 健康老人とは
- ■ 第3章 高齢者の食事と養生
- 1 低栄養の害
- 2 食塩の害
- 3 バランスの重要さ
- 1) 水と電解質
- 2) ミネラル
- 3) ビタミン
- 4) 蛋白質
- 5) 脂肪
- 6) 糖質
- 7) まとめ
- (1) 脂肪と肥満
- (2) 肥満の予防
- (3) お酒の功罪
- ■ 第4章 高齢者の運動と養生
- 1 運動の意義
- 2 高齢者の運動
- 3 高齢者の運動不足
- 4 仕事と生活の中での運動
- 5 運動の害
- 6 水中運動の効用と注意
- ■ 第5章 老人と心
- 1 脳とは何か
- 2 心とは何か
- 3 病は気からの意義
- 4 脳の個人差
- 5 脳こそ健康維持のカギ
- 6 バイオリズムと脳
- 7 安らぎと脳
- 8 心と性格
- ■ 第6章 病気の早期発見と治療
- 1 健康診断の意義
- 2 体質と遺伝
- 3 専門医と家庭医の利用の仕方
- 4 成人病には前兆がある
- 5 毎日の生活における健康チェックの仕方
- ■ 第7章 動脈硬化とは
- 1 動脈硬化は老化か、病気か
- 2 動脈硬化の成立と予防
- 3 動脈硬化は治療できるか
- 4 動脈硬化から起こる病気の種類
- ■ 第8章 誤りやすい病気の治療法
- 1 急性疾患の場合
- 1) カゼは万病のもとといわれる理由
- 2) カゼを早く治すには
- 3) 脳卒中の場合
- 4) 神経痛が起こったら
- 5) 急な胃腸症状の場合
- 6) 筋肉痛や筋痙攣
- 2 慢性疾患の場合
- 1) 自律神経失調症とノイローゼ
- 2) 糖尿病のコントロール
- 3) 痛風のコントロール
- 4) リウマチ性疾患のコントロール
- 5) 癌治療の問題点
- ■ 第9章 リハビリテーション
- 1 リハビリテーション今昔
- 2 安静の取り過ぎの害
- 3 病人から脱却するためには
- 4 リハビリテーションの流れ
- 1) 発病早期からプログラムを
- 2) 障害対策
- (1) 機能障害対策
- (2) 能力障害対策
- (3) 社会的不利対策
- 3) 理学療法の役割
- 4) 作業療法の役割
- 5) 言語療法の役割
- 6) 臨床心理の役割
- 7) 医療ケースワーカーの役割
- 8) 看護婦の役割
- 9) 補装具の重要性
- 10) 障害と障害者
- 11) 誤ったリハビリテーションの恐ろしさ
- 12) 脳卒中再発恐怖症
- 13) 寝たきりは作られる
- 14) リハビリテーションに成功した人の例
- 15) リハビリテーションと温泉
- ■ 第10章 養生のまとめ
- 1 健康管理の四つの側面
- 1) 病的側面
- 2) 健康増進的側面
- 3) 心の側面
- 4) 環境的側面
- 2 リハビリテーションの四つの側面
- 1) 治療的側面と生活的側面
- 2) 心の側面と環境的側面
- 付・老人が一日にとりたい食品と目安量
- 著者プロフィール
- 奥付