21世紀は脳の研究が解明される時代と言われている。本書は、現時点の最新かつ最高の脳の臨床医学の状況を、一般人や在宅療養者・家族にも理解出来るように書き下ろした。脳の形態と機能、神経伝達の仕組み、脳の画像診断法から、脳の病気とその治療法、脳の病気Q&A、などについて解説。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 第一章 脳の仕組み
- 一 脳の形態と機能
- 大脳
- 前頭葉
- 側頭葉
- 頭頂葉
- 後頭葉
- 大脳基底核
- 間脳(視床、視床下部)
- 下垂体
- 大脳辺縁系
- 脳幹
- 中脳
- 橋
- 延髄
- 小脳
- 二 脳の血管と血流
- 三 脳から全身への神経伝達の仕組み
- 四 脳脊髄液
- 五 CT・MRIなどの脳の画像診断法
- 六 脳波、脳磁図、誘発脳波
- 第二章 脳の病気 その症状・検査・治療
- 一 頭部外傷
- 急性硬膜外血腫・急性硬膜下血腫・脳挫傷
- 慢性硬膜下血腫
- 二 脳腫瘍(良性腫瘍)
- 髄膜腫
- 神経鞘腫
- 下垂体腫瘍
- 奇形腫
- 星状膠細胞腫
- 乏突起神経膠腫
- 三 脳腫瘍(悪性腫瘍)
- 四 感染症
- 脳炎・髄膜炎
- 神経梅毒
- 脳マラリア
- 脳膿瘍
- クロイツフェルド・ヤコブ病
- 亜急性硬化性全脳炎
- 進行性多巣性白質脳症
- エイズ脳症
- 五 脱髄疾患
- 多発性硬化症
- ギランバレー症候群(感染後根神経炎)・フィッシャー症候群
- 六 自己免疫疾患による中枢神経症状
- 膠原病
- 多発動脈炎
- 側頭動脈炎
- ベーチェット病
- サルコイドーシス
- 七 変性疾患
- パーキンソン病
- ハンチントン舞踏病
- 脊髄小脳変性症
- アルツハイマー型痴呆
- ピック病
- 八 脳血管障害
- 脳梗塞
- 一過性脳虚血発作
- 脳静脈・静脈洞血栓症
- 脳出血
- クモ膜下出血
- 脳血管性痴呆
- 高血圧性脳症
- 無症候性脳梗塞
- 九 機能性疾患
- てんかん
- 頭痛
- 三叉神経痛・後頭神経痛
- めまい
- 顔面けいれん
- 振戦
- 一〇 中毒性疾患
- 第三章 全身病から影響を受ける脳の病気
- 一 高血圧
- 二 糖尿病
- 三 心臓病
- 四 腎臓病
- 五 肝臓疾患
- 六 慢性アルコール中毒
- 七 呼吸器疾患
- 第四章 Q & A
- 一 頭痛
- 二 めまい・ふらつき
- 三 しびれ・脱力
- 四 道に迷う・左にぶつかる
- 五 目の症状
- 六 失神・けいれん
- 七 物忘れ
- 八 ふるえ
- 九 多尿
- 奥付